猫パルボの往診診察 | 往診専門!仙台の動物病院

猫パルボの往診診察

猫パルボの往診診察

2022年09月13日

皆さんパルボウイルスってご存じですか?


パルボウイルスというウイルスが、
犬や猫に感染することによって激しい腸炎
起こして場合によっては死亡してしまう。
という、恐ろしい伝染病です。


ちなみに、犬と猫のパルボは別のウイルス
犬から猫(猫から犬)には感染しません。


※正確には、犬のウイルスは猫(猫のウイルスは犬)には悪さをしません。
一部で悪さをする可能性も・・・。なんていうことを
研究している人もいるみたいですが、そんな可能性は気にしないほうがいいと思います。
嫌ならノラの仔猫と仔犬を一緒にしなきゃいい話です。


さて、このパルボウイルス感染症、
感染の主役は仔犬仔猫になります。


犬では仔犬の集まる場所、
つまりはペットショップやブリーダーでしばしば見られ
社会問題にもなっていました。
しかし最近は飼育環境の改善により、ほぼ見かけなくなりました。
同業者同士のデマや過去にこの病気で死なせて嫌な思いをした人が、
ショップに対して嫌がらせで昔の話を今起きていることのように
拡散しているのを聞いたことはあります(見苦しいですよね~)が、
少なくても私はここ数年見たことはありません。


ワクチン接種のあとに体調崩して下痢をしたりした際に、
パルボウイルスの検査をして、ワクチンの非活性化された弱い成分に反応して
弱陽性が出てるのは見たことはありますが、これはパルボではありません。
焦って入院させたりされるケースはありますが、
大抵ケロっとしていることが多いです。
大事になる病気なので、抗原検査だけではなく、
症状なども加味してしっかり診断しなければなりません。


猫では、野良猫の中での発生が散発的にみられ、
猫を保護する方は結構遭遇します。


昨今、パルボといえば猫といっても過言ではないと思います。




パルボウイルス感染症をもう少し説明させて下さい。


このウイルスは仔犬仔猫に激しい腸炎を起こし、
死に至らせることが多いことから、ワクチン接種がとても重要視されてまして、
犬では「パルボウイルス感染症」という名で、
猫は「汎白血球減少症」という名で、
それぞれ混合ワクチンの中に入っています。


現代、伝染病の発生状況や重症度から考えて、
混合ワクチンはこれを予防するためだけにやってると
思ってもらってもいいかもしれません。
とくに、猫は抗体検査キットがパルボ1項目になってるので、
いかにパルボが重要か理解できます。
尚、このパルボウイルス、獲得した免疫の持続力が非常に長く、
余裕で4~5年は持つので、毎年接種は必要ない子がほとんど
という特徴もご理解下さい。


さて、パルボウイルス感染症の症状ですが、犬猫ほぼ共通で
激しい腸炎により、下痢、嘔吐、食欲不振を起こして
低血糖や衰弱を起こして死に至ります。
比較的体力のあるうちに早期発見し、治療すれば助かることもありますが、
少しでも、治療が遅れると助からないことが多いです。


感染力はかなり強いので、同居ペットの免疫が不十分だと
あっという間に拡がります。
成犬成猫は死に至ることはほとんどないとは思いますが、
仔犬仔猫以外はあまり遭遇しないので、どうなるかは見たことはありません。


治療はとにかく補液(静脈点滴、皮下点滴)、
そして抗ウイルス薬、抗生剤、吐き気止め、胃薬、強制給餌などの
対症療法になります。


病院ではとにかく厳格に隔離しなきゃいけないので、
外で診察されるとか、片っ端から消毒スプレーかけられる、
小屋のような隔離部屋で入院させられる等、
動物も飼い主さんも結構、嫌な扱いを受けます。


でも、診察を拒否される病院も多いので、
受診できるだけでも有難いと思うしかありません。


なぜ拒否?と思うでしょう。
パルボウイルス感染症は空気感染こそしないのですが、
罹った子の便や嘔吐物からは大量のウイルスが排出されるので、
隔離と消毒が絶対なんです!
消毒は次亜塩素酸ナトリウムを薄めてスプレーにしたものを噴霧して、
30分放置してからふき取るのですが、その際、診察室は使えないですし、
30分経っても使いたくはないですから、その日は使用禁止になりがちです。
普通の入院室に入院なんかさせたら、病気入院している免疫の下がった
動物に院内感染しますから、絶対にダメです。
だから、ある程度組織力のある動物病院にしか対応しにくい現状があります。




この手の話って、2020年以降、人のコロナ対応でよく耳にしませんか?
人のコロナ対応でも、受け入れ拒否とか、満床で逼迫とかTVで目にされましたよね。
そんな状況のなか、医療を支えてたのが往診ドクターでしたよね。


そうです!
伝染病は往診のほうが強いんです!


でも、なぜか依頼が来なかったんですよね~。
診れますよ、私!


先日、ようやく来たんで、レポートします。


3頭の仔猫を保護して1頭が先に診断下り入院中、
他の2頭も罹っているであろうと、内服薬と強制給餌、
そして、通院点滴をしているとのこと。
通院が大変ということで点滴治療を依頼され、
訪問させていただきました。
診察と言っても、点滴するだけなので、あっという間に
終わる内容なのですが、一応手袋にカッパでお邪魔して
ゴミは消毒スプレー吹きかけて強めに封をしました。


病院だと中国のPCR検査スタッフ状態になることがありましたが、
私はこの程度でOKです。
人間には感染しないですから、触ったものだけ入念に消毒して、
他の動物を触る時に注意すればいいだけの話ですから~。


そして、手袋とカッパを脱いで、終了。
この後、帰宅して一応、シャワー&着替えはしますが、それでOKです。


飼い主さんの家はウイルスが充満している可能性が高いので、
自分自身の注意は必要ですが、病院みたいにクリーンな環境をウイルスで汚染しないように、
いろんなことに気を配って対応しなければならないのと違い、
着替えりゃOKみたいな感じで対応できますし、当院は点滴や検査だって
対応体制が整っていますから、この病気はかなり往診向きです。
なによりも、小屋みたいなところで無人状態で管理されたり、
外で診察されたりするよりも、普通の子と同じように在宅治療してあげたほうが
動物にとっても幸せだと思うんです。


そして、私は天邪鬼
他人が断るような仕事は大好物なのです!
という訳で、パルボ大歓迎します!


そのあと、仔猫や老猫(犬も同様)の診察はできなくなるし、
自身の消毒に気を使わなきゃいけないので、多少の手間はかかりますが、 
その分、通常の診察の他に「衛生管理料」として
2,000円を加算させて頂きますので、少し割高でもよろしければ、是非ご相談下さい。


移動アニマルクリニック浜口

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