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野良猫の口に釣り針
- 2019年12月16日
遠方の方からの依頼です。
「地域に寄り付いて、
面倒みたりしている野良猫(地域猫)の口に釣り針が刺さっている」とのこと。
電話の時点でどこにいるか聞いたら今は庭にいるみたいです。
捕まえることはできないか?と聞いたら、
捕まえようとすると逃げるとのこと。
私が行ったら余計警戒して近づいてこないので、
個室に確保できたら呼んで下さい、
ということで一度電話を切りました。
冷たいかもしれませんが、高速まで使って遠いとこ行って、
捕まえられずに診察なしではキツイですから~(汗)
40分後、「餌でおびき寄せて玄関に確保しました~」
と連絡がありまして、当事務所から50kmほど離れた現場に向かいました。到着したら、2畳ほどの玄関に猫がいるので、
窓から入ってほしいとのこと。
部屋側から少し扉を開けると、隅のほうで猫がカタマッテいます。完全防備して玄関に入り、
飛び上がりながら抵抗する猫を壁に押し付けどうにか、
鎮静剤の注射をうちました~。
15分後、ようやく眠ってくれたので釣り針を確認。
左上くちびるに釣り針をみつけました。
いつもながら下手なイラストでゴメンナサイ。通常釣り針というのは、かえしがついてるので
無理やり取ろうとしても取れません。取り除くには少し針を進めて、このかえしを切らなくてはいけません。
しかし、この猫に刺さった釣り針は自分で無理やり抜こうとしたのか、
刺さっている粘膜がエグられてて簡単に外れました~(安心)
粘膜えぐれてさぞかし痛かったでしょうね(汗)
少し高齢っぽい歯のない、お腹の中に大きな腫瘍がある猫でしたが、
無事に麻酔も覚め 外の世界に帰っていきました~(やれやれ)
痛い思いをして老後を過ごすのは辛いですもんね。
お役に立てて何よりです。
最後に、当院は野良猫も大歓迎ですが、
外ではなく何らかの形で捕獲した状態にてお願いいたします。必要に応じて捕獲器のレンタルも行っておりますので、ご検討下さい。
1回2,000円でレンタルいたします。
レンタル期間は1回あたり2週間までです。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://animal-rock.com/news/202311/post-8.html訪問アニマルクリニック浜口