- トップページ
- >
- 活動日誌
ペット不可物件での猫の引越しお手伝い
- 2018年03月13日
今回はちょっと特殊な依頼についての体験談をお送りします。
とあるマンションにお住まいの方からの相談です。
「猫を3匹飼っていて、今住んでいるマンションから、
歩いて200メートルくらい先のタワーマンションに引っ越すのですが、
どちらもペット不可の物件で、運ぶときにギャーギャー騒ぐのでバレてしまうため、
猫だけ移動出来ずにいるので、麻酔かけて運びたい」とのこと。引越し先のタワーマンションがとくに管理人がすごく厳しそうなのだそうです。
人にはいろいろ事情というものがありますので、
あまり細かいことは触れずに現場へ行きました~。引っ越す前の部屋に着くとビックリ!
「猫しかいない・・・。」
他は全部運び完了で、残りは猫だけなんだとか・・・さて、鎮静かけていきましょう!
猫を運ぶときのキャリーは?と聞いたら、「ありません」の返答・・・?
なんでも当院が入れ物も3頭分持っていると思ってたみたいです・・・
基本的に搬送はそんなにないので、せいぜい1頭分しかありません。
それに近い入れ物はないですか?ともう一度聞くと
「見てのとおりこの部屋には猫しか・・・」これでは運べませ~ん。
せめてダンボールくらいは~、
ということで引越し先に行って荷物を出して
空のダンボールを3つ持ってきていただきました~しかし、そのダンボールが微妙に弱い・・・
まぁ、鎮静かけるし200メートルくらいならもつだろう・・・
という安易な発想で作業開始!3頭を注射で鎮静かけてダンボールに入れガムテープでふたをして、
念のため空気穴もあけて運ぶ準備がOK!
そしてダンボールを抱えて歩いて移動
飼い主さんにはダンボールを2個重ねて持って頂きました~。街中なので、万一途中で覚醒して暴れだしたらあっという間に
<逃走 → 交通事故>なんてことになるんでしょうから、
ダンボールを持つ手も自然と汗ばんできます(汗)
もし、覚醒してしまいダンボールから出てきたら、
全力で捕まえて箱に戻すつまりでした~そして、引越し先のマンションへ
確かに管理人さん凄く厳しそう・・・
ジロジロ見られて平静を装うのが大変です。
そして、無事に部屋に到着。
よく考えたら、キャリーよりもダンボールのほうが自然で
良かったですよね~。覚醒の注射をしてみんな無事に目を覚ましてくれました!
きちんと鎮静がかかってくれて本当によかったです!安心!でも、考えてみたら、ペット不可物件に住んでる人は
こういう悩みってありそうだなぁ~?
不可なのに飼ってる、確かにダメなことかもしれませんが、
人にはいろいろ事情というものがありますので、これについては意見を控えたいと思います。当院はこのようなお仕事も可能な限りお役に立てるよう頑張りますので、
お気軽にご相談ください。訪問アニマルクリニック浜口 浜口 純