- トップページ
- >
- 活動日誌
元ノラ猫
- 2016年10月04日
今回のテーマは「元ノラ猫」です。
「元ノラなんですけど、診てもらえますか~?」という
依頼が結構あります。その中でもっとも多いのは、病院嫌いで診察時に大暴れしてしまって・・・
というものです。一度病院行ったことがあるが、大暴れしてしまった経緯から
病院に迷惑をかけてしまうから連れて行くのをためらってしまうそうです。病院に勤務しているとき感じるのは、どんな動物でも病院に来ると
ほぼ緊張するということです。
(稀に病院好きでフレンドリーな動物もいますが・・・)では、往診になるとどうか?
結論から言えば、病院よりはマシかなぁ~?位の程度です
ほとんどの猫は私の顔を見たとたんに眼をまん丸にして緊張した顔をします。
そして、触ろうとすると逃げます・・・病院に連れて行くパターンとの違いは、キャリー(持ち運びケージ)
に入れる作業を省けるということと、車に乗せなくてもいいという点でしょう。ただ、なかには部屋中逃げ回って捕まえられない、捕まえようと追い込むと
猫パンチをかましてくる子もいます!そういうパターンは非常に大変です。
前に言われたのは、「獣医さんって、ムツゴロウさんみたいに動物と対話して
簡単に捕まえてくれると思って・・・」なんていうことでした。我々、動物の神様ではございませんので、飼主さんでも手なずけられないような
猫は私どもではとてもじゃないけど捕まえられません・・・こうした教訓から、なんとか捕まえやすくするために、飲み薬の鎮静剤を用意しました。
どうにか捕まえられるよう、精一杯努力いたしますので、遠慮なくご相談下さい。訪問アニマルクリニック浜口 浜口 純