犬同士のトラブル | 往診専門!仙台の動物病院

犬同士のトラブル

犬同士のトラブル

2016年09月13日

今回のテーマは「犬同士のトラブル」についてです。


当院の患者さんで結構多いのは外飼いの雑種犬や中型の日本犬。


その中でこの地域でもっとも多いのが「紀州犬」です。
紀州犬は体重10~20キロ位(柴犬よりひと回り大きい感じ)の
白くてきれいな短毛の犬なのですが、これがなかなか大変なんです・・・


この犬種、基本飼主さんには従順で、おとなしいのですが、
性格によりマチマチではありますが、一度攻撃モードに入ると抑えがききません。
そもそもの起源が狩猟犬だったため、本能で攻撃モードに入るのでしょうが、
攻撃モードのときは、興奮から飼主さんも噛んでしまうほど
手をつけられなくなることあります。


自分のいた北海道にも北海道犬(アイヌ犬)というのがいますが、
これも狩猟犬起源なので、全く同じモードに入ります。


今回は狩猟犬種が本気モードになって起こってしまった事例について書きました。


・北海道犬同士の大喧嘩:
私が北海道にいたころに聞いた話なのですが、
狂犬病集合注射のときに、北海道犬同士が大喧嘩をはじめたそうなのですが、
同じ位の体型同士の牙と牙のぶつかり合いなので、
飼主さんでも止められません・・・
結局そのときいた体格のいい牛馬の獣医さんが
長靴で足蹴りして片方の犬をで吹っ飛ばして両者を分離!
両者(両犬)どうにか仲裁。


・紀州犬と柴犬が喧嘩:
紀州犬の飼主さんが散歩中リードを長くしてしまい、威嚇してきた柴犬と喧嘩。
双方の犬とも数箇所の噛み傷で大事には至りませんでしたが、
仲裁に入ってしまった片方の飼主さんが、
紀州犬のほうに手を噛まれてしまい負傷・・・
しかもその方が免疫力が弱くなる持病を抱えてまして、傷の治りが・・・


犬の喧嘩は、手をだしても噛まれるだけです!
手を出すくらいなら足で飛ばすか、
大きな音(ホイッスルやラッパなど)を出して気を逸らすかしかないと思います。


夫婦喧嘩は犬も食わない、ならぬ
「犬の喧嘩は飼主もとめられねぇ~」です!


最後にこれを言わせて下さい!!
リードの長さは飼主さんが管理できる範囲の長さ(1~2メートル以内)をお願いします。
時々見かけるフリーに伸びるリールリードはお願いですからやめていただきたい。
こんなのです。


リールリード


いくらストッパーがついていても、
パニック起こした犬にとっさの対応でストップかけるのは
ほぼ無理ですから~。


訪問アニマルクリニック浜口  浜口 純

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